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 今朝の新聞の第1面に、首都直下地震の被害想定の記事が掲載されていました。いたずらに不安にかられてはいけないと思いますが、日本が地震の多い国であるという事実がある以上、できうる備えをしておくことは、身を守る上で、重要なことだと思います。私は、阪神淡路大震災で、地震の凄まじさを、身をもって経験しました。その経験は、建物づくりに従事している私の根幹に深く根づいています。
 現在、建築に関する法もそのつど改正され、基準は厳しくなってきています。なかでも、防火基準が、厳しく規制されている地域もあります。左の写真の住宅が建つ地域は、東京の中でも、古き良き街並みが現存している風情がある素晴らしい街なのですが、一方、それゆえに古い木造住宅が多いことや、道路が狭いこと等があり、地域危険度が高い地域に指定されています。そのため、設計当初より、耐火性、耐震性に優れた住宅とすべく、取り組み、そして完成しました。業務実績の住宅のところに、神楽坂Wレジデンス(東京)とし載せていますので、ご覧ください。
 また、既存の建物に対して、防火性や耐震性の備えをしたいということも多々あると思います。その場合、たとえば、防火対策としては、既存の壁や軒裏を不燃化するなど、色々と方法はありますので、お気軽にご相談ください。